マンションとアパートという選択肢
さて、ワンルーム・1Kタイプといってもマンションにするか、アパートにするかという選択肢もあります。気に入ったのならどちらでもいいと思うかもしれませんが、アパートとマンションではいろいろな違いがあるのです。
まずは騒音対策です。音の感じ方は各人差があるかもしれませんが、集合住宅では騒音問題がトラブルになりやすいのも確かです。上階の住人の足音が気になったり、隣の住人の音楽がうるさい場合もあります。これがトラブルになって引越しなければならないこともしばしばあります。
そんな時はマンションが有利です。マンションは、鉄筋コンクリート造(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)などの構造物件を指すことが多くて、しかも頑丈に建てられています。分譲マンションより賃貸マンションはコンクリートパネルが薄いとも言われていますが、アパートより音が響きにくい構造なのは確かです。
騒音トラブルを避けたいならマンションで、更に分譲タイプが賃貸になっているようなものがベストです。
ただし、家賃が安いのはアパートです。同じエリア、広さ、間取りで、築年数も近ければ、それはアパートの方が安いということです。マンション構造は鉄筋や鉄骨が使用され、建築コストが高いのです。そのコストが入居者の家賃に跳ね返ります。アパートなら木造か軽量鉄骨ですから、建築コストも安く、月々の家賃も安いのです。
マンションにはエレベーターやオートロックなどがあることも多く、やはりどうしても家賃は高くなります。外観については、最近は見かけではマンションかアパートか判断できないものもあります。デザイナーズマンションと呼ばれるマンションと同じように、デザイナーズアパートと呼ばれるアパートもあります。