部屋選びは現地でしっかり確認しよう

 

ここまで、ワンルーム・1Kタイプ両方の特徴をいろいろ述べてきたわけですが、最後はやはり現地での確認となります。その際の確認すべきポイントについてもお話しておきましょう。

 

最初は「日当たり」です。そのためには明るいうちに物件を見学しなければなりません。暗くなってから行っても日当たりがわからず、更に照明器具がなければ、暗闇で部屋を見なければなりません。

 

日照条件は大きく影響します。南向きとなっていても大きな建物があれば、光はさえぎられます。室内の窓を開けて風通りを確かめておくのも大切です。

 

次は「音の響き」です。前述したとおり、トラブルになりやすいのが音の問題です。上下階や隣からの音がどの程度なのか、確認しておきましょう。

 

室内では壊れている箇所、目立つ傷を確認しましょう。部屋を借りる際に直してもらえるかどうかもポイントです。特に、壁紙がはがれている場合は冬の結露が原因になっていることも。結露の起こりやすい建物は、断熱がしっかりしておらず、冬に寒い思いをすることになります。

 

湿気の入りやすい押入れ、クローゼット、浴室回りなどではカビが生えていないかチェックしてください。カビがあるなら要注意です。天井のシミも同様です。天井にシミがあると、雨漏りをした可能性が大です。不自然なシミは原因を必ず確認しましょう。

 

ドアの開け閉め、窓の具合も確認します。これらがスムーズに動かないと、かなり不便です。コンセントの数もチェックします。最近は電化製品がかなり多くなっているので、コンセントの数が足りないとタコ足配線になって危険です。

 

設備面では、エアコン、キッチン機器、シャワー、給湯などの確認をします。設備の不具合は大家さんに修理してもらえますが、しばらくは不便な思いをします。カーテンレールや網戸、雨戸の有無なども確認しておきたいところです。住んだ後で手遅れにならないよう、失敗しないワンルーム・1Kの部屋を上手に探してください。